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ロックオン3 [昔の話し]

ロックオン2の続きになります。


無事に中学を卒業して(涙の一滴もこぼさない程、私は擦れてしまっていました。)N先生とも接点が無くなり、N先生と会う機会がなくなった事で私は安堵しました。

あんな気持ち悪い人と関わらなくて済む~解放感です。

彼は、無垢でまだ純粋な私に強引に性的に搾取を試みた先生、の肩書を持つ残念な大人でしかありませんでした。

私には完全否定の人物にしか思っていませんでした。


その出来事は突然、起きました。

平穏に高校生活を過ごしていたある日、近所を歩いていると車がゆっくりと横を通り過ぎて行きました。

運転をしているのに顔は後ろを向いています。危ないな~思って見た顔はN先生でした。

私はとっさに建物の陰に隠れました。


悪夢が蘇ります。ちょっ・・・とあり得ないんだけど~まだロックオンされてんの?

(血の気が引くとはこのことです。)

後ろを向いた顔はビックリした目で私だと確認するのに必死の形相です。

私は家まで帰るのに道路は危険だと思い、急いで田んぼを横切り、N先生に遭遇する事なく家に辿り着きました。(悪夢に心臓がバクバクと波打ってました。)

私はしおらしく泣いた後に怒りがこみ上げて~負けるもんか!モードになるタイプらしく

当時、金けりを練習したり高校の友達に相談したり、小刀を持った方がいいか真剣に考えていました。

(N先生が何回か私の家の周りをウロチョロしているのを目撃していました。)

最終的にN先生は、私が高校を卒業したのを皮切りに勝手に偶然を装い会いに来る気がしました。


けれど天は私に味方をしたのです。(神社にお願いしていました。)

結論を言いますと、社会人になり甥っ子と散歩している時にN先生の徘徊(ストーカー)に遭遇した私を見て、N先生は私が産んだ子供と勘違いしたのでしょう。

硬直して、悲しそうな目で呆然とつっ立っていたのがN先生を最後に見た記憶です。

長年のロックオンからの、今で言うストーカーから私は解放されたのです。


百歩譲って、なぜ最初からN先生は私に好意が有るか確認しなかったのだろうか?

確認していたら別の意味でお互い長年苦しまなくて済んだのに。

お互いに先生と生徒が相思相愛なら卒業してからは自由だと思う。

嫌われていると分かっていて、どうにかなる(強硬手段)と思う思考に(卑怯)私は、到底理解できないのです。

「恋愛になるには、まず、人として好きになってから恋愛に発展したりするんじゃないんですか?」

声を大にしてN先生に言いたい~お酒が飲めるようになったら一緒にうんたら~言ってたけど・・・(興味がないので全然、聞いてない)

しかかまるん、一滴も飲めません。下戸です。~残念~

皆さんに読んでいただきまして、N先生の話は浄化されました。

感謝申し上げます。

ロックオン 完





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