ワイルド男 [ふふふっの話し]
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。
自粛生活で最近出かけてないな~
あぁ~居酒屋にも何年も行ってない~(下戸)飲めないけれど昔はみんなでワイワイと話して楽しかったな~と
思い出した話しです。
会社の親しい人だけで飲み会をするので地元の駅前で待ち合わせしていた時です。
会社の上司の奢り確定!なので嬉しくて♪~だいぶ早く待ち合わせ場所に来てしまいました。
何気に駅のロータリーを見渡していると何処からか音楽が流れて来ました。
昔、流行った歌でした。サビで「○○ヒー○ー○♪~」とパワフルな女の人の声で耳に残る歌詞です。
確か熱血青春スポーツドラマの主題歌だったと思います。
懐かしいなぁ~
音楽を流していた人は恰幅のいい毛むくじゃらの男の人でした。
インパクト大です。
胸毛はもじゃもじゃ。脇もボーボー。髪はロン毛で赤いバンダナにサングラスという格好です。
ブン♪ブルん~ブン♪ブルん~と黒のワイルドな感じの大きなバイクの脇にラジオを付けて音楽を流していました。
上半身が裸で(裸の大将みたい)黒革のシルバーの突起物が付いたぴったりとしたパンツを履いています。
まさしくTHEワイルドです。
映画でアメリカのハイウエイを颯爽と暴走する出で立ちです。
私はすることもないので暫くワイルド男をしげしげと眺めていました。
ワイルド男は何回も駅のロータリーをグルグルと回って「○○ヒー○ー○♪~」を流していました。
聞いていると彼は最初の伴奏の所が好きらしく「ちゃんちゃら~fu-fu-fu-~♪」が編集してありました。
ロータリーの距離とバイクのスピードを計算して音楽をわざわざ編集して、なお且つワイルドを表現する為に寒い中、上半身裸で走行する事に命をかけている??(彼なりの美学にチョット共感)
私「ふふっ(笑)」
(めっちゃ自分の事かっこいいと思ってるんだろうなぁ~・・・)
(気のせいかな?私の前にくるとわざと奮発して「ブルん♪」とふかしてる気が・・・)
足音が近づいてきました。(どうやら上司のようです。)
上司「なんか久しぶりに○○の駅に来たけどやっぱ~変な奴がいるな~」
「あれは度肝をぬくな~○○(地名)は人が変わってるよな~」
上司「待ったかぁ?○○も仕事切り上げて来る言ってたぞ~」
私「ワイルド男見てたからつまんなくなかった~ふふっ(笑)」
上司「お前~アレずっと見てたの?」
上司「お前も変わってんな~(笑)」
上司「別にいいよ~(笑)」
私「いいでしょ!~お腹空いたからいっぱい食べよ~!」
上司「食え~食え~!」
・・・・・・・・・・
コロナのない世界で、若い時の懐かしく楽しいやり取りでした。
上司の○○さん、その節はお世話になりました。とても可愛がってもらいました。感謝しています。
またいつもの日常は戻って来るのかな?
マスク無しで生活できる日々を祈っています。
仲間? [ふふふっの話し]
ご無沙汰しておりました。
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。
休日に用事があり車で外出していました。
マロンの運転でマロン(旦那)と田舎のちょっとした繁華街を走行していた時の事です。
前の列がざわつきパトカーもチラッと垣間見えました。
渋滞しだしたので何だろう?とゆっくりと交差点に差し掛かると、蜘蛛の子を散らす様に前の車は右に左に方向転換して回避しています。
何で渋滞しているかやっと判明しました。
気づいたら田舎の不良らしきバイクの集団の真後ろにいました。
マロンは(反応が鈍いタイプ)真っ直ぐ行くからと回避するタイミングを逃してしまいました。
彼らは交差点の真ん中でパフォーマンスをしたかったのでしょう。
信号も関係なく「ブン♪ブブン」「ブン♪ブブン」とやり始めました。
彼らは私達の車も仲間であるかの様に円を描くように回りはじめました。
交差点で繰り広げられるパフォーマンスは爆音と野次馬の叫び声でクラブ状態です。
私は、後ろを振り返り助けを求める為にパトカーを探しました。
警察官は証拠を残すのに夢中で一生懸命にビデオカメラを回していました。
私「私達も仲間みたいになってるよ!ビデオに映っちゃってるんだけど!これはどうにもならないよね~」
「みんな回避するの上手だったよね~いつまでやるのかな?」
「ねえ、この年で仲間だと思われないよね?」
苦笑いをしながら2人で顔を見合わせてフフフッと笑うしかありませんでした。
「ブン♪ブブン」「ブン♪ブブン」は結構続き、もうお腹いっぱいになった頃、後ろにいたバイクの少年に力の限りのアイコンタクトをしました。
さらに、解放してアピール(両手を胸の前で組む)もしました。
彼は私達を解放しょうとしましたが、実行犯の彼らはテンションMaxなので「ブン♪ブブン」がまた始まってしまいました。
漫才みたいになってるやん・・・・
彼は指で①とジェスチャーしました。
私「あと1回ブン♪ブブンするんだって~」とマロンに言いました。
暫くすると私達は後ろのバイクの少年に顎でクイッとされてようやく解放されたのです。
無事に目的地に着き用を済ませて家に帰ると、飼い猫が何処に行ってたの~と集まってきました。
私は「ブン♪ブブン」と手をバイクのスロットのジェスチャーで猫の周りを回って遊んでいました。
猫たちはキョトンとしています。
マロンは「フフッ」と鼻で笑ってこちらを見ています。
平和がいいです。
タグ:交差点 バイク 不良