自由 [昔の話し]
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。
この間、凄く綺麗な二重の虹を見ました。あんなに綺麗な色が出るのが何とも不思議でした。
勿論、写真を撮ってみんなに幸せのおすそ分けをしました。(強制ですが・・・)
私が高校生の時で(母の兄)おじさんのお葬式の時の話しです。
車を母の実家の近くの公民館に停めていました。
姉が免許取り立てで姉の新車の車に乗って来ていました。
田舎のお葬式なので駐車場も止めたら順次車を押し込む感じに駐車していました。
身内なのでいち早く母が火葬場に行きたいと言い出しました。ですが車は奥に停めてあります。
私は「出れないから車どかしてくれる様に言ってくる」
母は「そんな時間ないんだよ」「パッと出ればいいんだよ」「お姉ちゃん早く乗って出して」
明らかに無謀です。
両端は車で囲まれて三十センチ間隔しかなくバックして下がっても後ろの車が飛び出て邪魔していました。
姉は無理だよ!運転したくないよ!と言う顔をして「でも、でも」とあたふたしています。
(姉は苦労している母の言いなりになることで母の精神的な支えになるといつも思っています。)
私は「やめた方がいいよ~免許取ったばっかりだし誰かの車にぶつけたらお金掛るよ」
「そんなに言うなら免許取り立てのお姉ちゃんじゃなくお母さんが運転して出せばいいんじゃない?」
私は母の逆鱗に触れてしまいました。
母は「も~お前はいつも減らず口ばっかり言う~」イライラした顔で鬼の形相です。
「お姉ちゃんの車なんだからお姉ちゃんが運転するの当たり前だよ」
私「えっ!」
母は「三人で見れば大丈夫だよ、私が前を見てお姉ちゃんが運転しながら見てお前が後ろを見ればいい」
(車って1人で運転するものじゃないの・・・・)
私「無理だからやりたくない」「どかしてもらった方が早いよ」
母は「いいからやればいいんだよ!」吐き捨てる様に言い放ち、かなり激おこです。
姉は嫌々ながら母の言う通りにし始めました。やはり後ろの車が飛び出ているので脱出するのは無理だと思いました。
私「ぶつかりそうだしこれ以上は無理」
母は「ここまで来たんだから出れるから」
私「・・・・・」
〈ガリガリ、ゴリッ〉
やはり、ぶつかってしまいました。
母は「ちゃんと見てなかったから~やる気がないから~(私の顔を見て)お前の責だ!」言われました。
私は一方的に責任転嫁されて怒られています。
私は幾ばくかフリーズしてから正気を取り戻し、いつものパターンだなと思って呆れて聞き流していました。
姉は人の車にぶつけたとシクシク泣いています。
母の姉が「何を大声で騒いでるん?」と見にきました。
母がしかかまるんの責任でこうなってしまったと説明していると、母の姉が「いい加減に怒るのやめて!」
「この車は私のだからいいよ!私が後ろに停めたのが一番悪いんだから、
しかかまるんの責任にするのはよしなさい!」
おばさんは私を擁護してくれました。
母は弁償しなくて済むと思ったのか安堵の表情をしていました。
理不尽な事とはこのことです。
私は母と一緒にいると違和感だらけで苦痛で耐え難いと思うようになっていました。
同じ血を分けた親子だからいつか理解しあえると思うのは神話や絵本の世界だけです。
親子だからこそ所有物みたいに扱われ有無を言わさず無理難題を押しつけられる存在。
いつもひしひしと感じていたのは夫婦仲が悪い鬱憤のはけ口にされてきたという事。
母は攻撃している自覚がないので一生気づいたり反省したりすることはないでしょう。
可哀想な人だと思いますが私とは根本的に価値観が違います。
違う意味で反面教師で学ばせて貰いました。
自由になる自由があると私はいつも思っていました。
心に無理をさせても、いつか病んでしまいます。
自分を守るのは自分だけだと思う私の独自の考えがブレる事はありませんでした。
変わった子だと思われても
私は心が自由がいいのです。
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